勝野 雅弘 院長(センター北 ひまわり耳鼻咽喉科)のインタビュー

センター北 ひまわり耳鼻咽喉科 勝野 雅弘 院長

センター北 ひまわり耳鼻咽喉科 勝野 雅弘 院長 MASAHIRO KATSUNO

昭和大学医学部卒業後、耳鼻咽喉科を専門に研鑽を積む。大学病院を中心に診療を続け、2012年4月に「センター北 ひまわり耳鼻咽喉科」を開業(横浜市営地下鉄「センター北駅」より徒歩5分)。

耳鼻咽喉科専門医ならではのスキルをもって、地域医療に貢献する

学生時代に授業や病院実習で学んでいるうちに耳鼻咽喉科の世界に興味を持つようになりました。私は子供の頃に中耳炎になり、耳鼻咽喉科に通ったことがありましたので、耳鼻咽喉科は「子供が中耳炎で受診する科」というイメージしかそれまで持っていなかったのです。それが、実際に中に入ってみますと、耳だけでなく鼻や喉、頸部の病気、アレルギーや腫瘍、めまい、ちょっとした風邪からインフルエンザまで幅広く診療していることを知りました。また、患者さんも赤ちゃんからお年寄りの方まで広い層の患者さんを診ることができることも魅力的に映りました。もともと外科医に憧れて医師を目指しましたので、手術ができる科であることも耳鼻科の魅力のひとつでした。卒業後は大学病院とその関連病院で13年間勤務し、高度医療から一般治療まで耳鼻咽喉科全般を偏らせることなく学び、経験を積んできました。その中で、大学病院の高度医療を駆使した治療はもちろん大切ですが、地域の「かかりつけ医」での初期診断や治療もとても重要であることを知りました。私もその一翼を担いたいと思い、この地で開業を迎えたのが、2012年の4月のことになります。

地域のみなさまが安心して通える、「ひまわり」のようなクリニックに

当院のモチーフは「ひまわり」。病院やクリニックに対して「暗い」「怖い」といったイメージを持っていらっしゃる方にも「ひまわり耳鼻科なら行きやすい」と思っていただけるような温かい雰囲気のクリニックにしたいと思い、暖色系を多く用い、患者さんができるだけリラックスできるような環境となっています。また、当院では最新の医療機器を導入しています。顕微鏡や内視鏡などの画像所見、聴力検査、レントゲン写真、平衡機能(めまい)検査などの結果は、診察室のモニターで患者さんにその場で直接お見せしながら診療をおこないます。データは記録されますので、以前の検査結果との比較ができ、治療の経過がよりわかりやすくなると思います。

高い専門性をもって、患者さんのあらゆるニーズにお応えする

当院では睡眠時無呼吸症候群外来をおこなっています。睡眠時無呼吸症候群は日中の眠気だけでなく、高血圧や不整脈、虚血性心疾患、脳血管障害など様々な疾患の原因となります。睡眠は一生の間、毎日繰り返される大切なものです。良い睡眠が出来ているのといないのとでは将来大きな差となってきます。いびきや無呼吸を指摘されたら、是非一度検査をお考えになってみてください。重症の方については、保険を利用したCPAP治療も実施しています。アレルギー性鼻炎に対応する治療として、舌下免疫療法(減感作療法)もおこなっています。こちらでは鼻の手術で使用する硬性内視鏡を用い、肉眼では難しい鼻の奥まで細部に渡って丁寧に焼灼(しょうしゃく)するレーザー治療も取り扱っていますが、対症療法であるレーザーに比べ、根治が期待できる舌下免疫療法は今後、アレルギー性鼻炎の治療として主流になっていくでしょう。お薬ではなく、原因となっているアレルゲンを投与するこの治療では、眠気などの副作用や他のお薬との飲み合わせを心配する必要もなく、小さなお子さんや、妊娠されている方、授乳中の方も継続して治療が可能です。アレルギー性鼻炎に悩まれている方、お薬をあまり使いたくない方には是非試して頂きたいと思います。

患者さんとのコミュニケーションを大切に、丁寧な診察を心がける

病状やその原因をできるだけわかりやすく説明するように心がけています。患者さんとコミュニケーションをとりながら信頼関係を作ってこそよい治療が可能になります。1つの疾患でも治療法はさまざま。その方にとってベストな治療法を考えていくには、綿密なコミュニケーションが欠かせません。結果、患者さんの症状が良くなり、喜んで頂けるのがとても嬉しいですし、大きなやりがいを感じています。小さいお子さんは集団保育などが原因となって副鼻腔炎(蓄膿症)になりやすい傾向があり、近年、アレルギー性鼻炎も増えてきています。これらの鼻疾患が原因で急性中耳炎や滲出性中耳炎となる恐れもあります。お薬による治療も大切ですが、鼻処置とネブライザー治療を併用することでより効果が高まります。耳、鼻、喉を見て診断するだけでなく、鼻処置などの処置をおこなっていくのが耳鼻咽喉科医の役割と思っています。

これから受診される患者さんへ

出身である大学病院(昭和大学横浜市北部病院、昭和大学藤が丘病院)と関連病院(横浜労災病院、関東労災病院、他)と密な連携を取り、さまざまな疾患に対応することで地域の皆様のお役にたてるよう頑張ってまいります。小さいお子様からお年寄りまで、ちょっとした風邪から専門分野に至るまで診療出来るのが耳鼻咽喉科です。「ひまわりに行けば良くなるんじゃないか」という期待を持って来院される方が少しずつ増えていることを実感しますし、それに応えるべく、私自身も日々研鑽に努め、新しい医療技術の導入も積極的におこなってまいります。
ひまわりには「あなたを見つめる」といる花言葉があります。常に太陽と向き合うひまわりのように、患者さん1人ひとり、そのご家族と向き合いながら、ひまわりのように明るく前向きでありたいと思っております。どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。皆様にとって身近に感じていただける温かいクリニックをスタッフとともに作ってまいります。

※上記記事は2020年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

センター北 ひまわり耳鼻咽喉科 勝野 雅弘 院長

センター北 ひまわり耳鼻咽喉科勝野 雅弘 院長 MASAHIRO KATSUNO

センター北 ひまわり耳鼻咽喉科 勝野 雅弘 院長 MASAHIRO KATSUNO

  • 出身地: 神奈川県
  • 趣味・特技: 食べること、ゴルフ、カラオケ
  • 好きな音楽: J-POP
  • 好きな場所・観光地: 温泉/ハワイ、北海道、沖縄

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