鈴木 直也 代表(ピナクルロックジム)のインタビュー

ピナクルロックジム 鈴木 直也 代表

ピナクルロックジム 鈴木 直也 代表 NAOYA SUZUKI

この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

高校2年の時、学校が募集していた交換留学生の試験に受かり、2か月間アメリカのコロラド州の高校に短期留学をしました。その時にアメリカの自然に魅了されてしまい「これだけの自然の中で色々な事をして遊べるアメリカ人ってすごいな!」と感動したんです。
帰国後は早くアメリカに戻りたい、アメリカで何かやりたい!と思い、英語の勉強をしながら山を学べる学校を探しました。それまでは英語はそんなに得意ではありませんでしたが、好きな事を学ぶために英語が必要だという一心に勉強していたら、英語の成績もぐんぐん伸びたんです(笑)。
高校卒業と同時に再びコロラド州に戻り、コロラド山岳大学野外教育学部に入学しました。
在学中からインターンシップでインストラクターをし、大学卒業後は山掃除、山道作り、野外学校のアシスタントインストラクターなど数々のボランティアにも参加しました。
自然が壊される理由の一つに人間が花を取ったり、生き物を探すため入ってはいけない場所へ入ってしまうことで色々な道が作られてしまうのです。
何故山道作りに参加したのかと言うと、きっちりとした道を作ってしまえば人間に汚されることは絶対にないと思ったのです。
自然を守るため、エルドラド・キャニオンやアスペンの自然保護区域や国定公園などロッククライミングで有名な場所の「山道を作りました。」
その時が今まで一生のうちで一番過酷労働したんではないでしょうか(笑)。それが筋トレとなり、おかげでとても体力がつきました。
そして2003年、アメリカ山岳連盟公認ロッククライミングガイドの試験を受け、日本人初のアメリカ山岳連盟公認ロッククライミングガイドとなり、帰国後は「アドベンチャーシーカーズ」というクライミングスクールを立ち上げ、今までにない新しいコンセプトで気軽に本格的なロッククライミングの体験と学習が出来る「ピナクルロックジム」のプロデュースをすることになりました。

ロッククライミングの魅力を教えてください。

ここに来られるほとんどの方は「初めてなんですけど」と言われますが、そのような方にロッククライミングを長く続けていっていただく為には、自分が何でクライミングをやっているのかをお話しします。自然が何億年も掛けて作った岩場を小さな人間が登った時の達成感や感動。地球のほとんどは海ですが、岩場も沢山あります。その岩場を登る事で人生には色々な事があるが「俺でもこんなところまで登れた」といった達成感や、そこで見るきれいな景色に感動することで「よしやるぞ!」と、その後の人生において前向きになれるんです。
自然の中には教育の場があり、お金では買うことの出来ない沢山の事を自然から学べるのです。
自然の前では「ダメな時は諦めることも必要だ」と心から素直な気持ちになって向き合わないとダメなんですね。人間関係も同じで長く付き合っていくためには素直になる事が大切なんだということを自然から教わりました。

ピナクルロックジムはどのようなジムですか?

お子様から大人まで、ビギナーでも楽しく学べるボルダリングとロープクライミング、充実したプログラムが自慢です。しかしクライミングは危険が伴うスポーツです。安全が一つでもかけてしまうと楽しめませんから。でもきっちりと説明、指導をすれば安全で気軽に楽しめるスポーツです。
私達インストラクターは常に安全を心掛け気を配っていますので安心しておまかせください。
最近はロープを使用しないボルダリングが人気ですが、その他沢山の講習や体験もあります。プロを目指したいというジュニア用の講習もあります。また、ヨガとボルタリングをコラボしたヨガリングという講習も人気です。
ロッククライミングには柔軟性と精神の強さが必要です。岩を登っている時にパニックにならないようにコントロールがうまくできる方法や精神統一のためにとヨガを取り入れ、女性にとても人気のプログラムです。

今後の展望をお聞かせください。

今後はここを自分のクライムの情報発信地としていろいろなシェアしていきたいと思っています。そして本業であるガイド業も続けてい来たいと思っています。それにはピナクルロックジムを皆さんがクライミングを始める簡単なきっかけ作りの場としていただけるように、小さくてもいいので2号店3号店と増やしていきたいと思っています。
「この仕事が好き」という気持ちだけで17年間やってきてロッククライミングに関しては挫折したことがありませんので皆様には私のクライミング熱とクライミングの楽しさをお伝えできると思っています。
クライミングは苦しいけれどガイドは60代70代でもできる一生出来る贅沢な仕事なんですね。この魅力的な仕事にずっと関わっていきたいと思っています。

今後の展望をお聞かせください。

今後はここを自分のクライムの情報発信地としていろいろなシェアしていきたいと思っています。そして本業であるガイド業も続けてい来たいと思っています。それにはピナクルロックジムを皆さんがクライミングを始める簡単なきっかけ作りの場としていただけるように、小さくてもいいので2号店3号店と増やしていきたいと思っています。
「この仕事が好き」という気持ちだけで17年間やってきてロッククライミングに関しては挫折したことがありませんので皆様には私のクライミング熱とクライミングの楽しさをお伝えできると思っています。
クライミングは苦しいけれどガイドは60代70代でもできる一生出来る贅沢な仕事なんですね。この魅力的な仕事にずっと関わっていきたいと思っています。

最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。

クライミングジムというと一般的には倉庫を利用して作られていて少し入りづらいのですが、ここ「ピナクルロックジム」はショッピングモール内のオープンスペースにあり、ちょっとしたアミューズメントパークのような感覚でロッククライミングを体感していただけると思います。本格的にやってみたいという方の為のプログラムも充実しています。スタッフ達もとてもフレンドリーなので、クライミングを始めるきっかけ作りとしては入りやすいと思います。ぜひお気軽にいらしてください。

※上記記事は2010.6に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

ピナクルロックジム 鈴木 直也 代表

ピナクルロックジム鈴木 直也 代表 NAOYA SUZUKI

ピナクルロックジム 鈴木 直也 代表 NAOYA SUZUKI

  • 愛読書: ブラック・エルク・スピークス
  • 好きな映画: 暴力脱獄[Cool Hand Luke](ポールニューマン)
  • 好きな言葉・座右の銘: 素直
  • 好きな音楽・アーティスト: デーブ・マシュー・バンド[DMB]、ポップ
  • 好きな場所・観光地: コロラド州ボルダー
  • 生年月日: 1976年1月18日
  • 出身地: 東京都
  • 血液型: O型
  • 趣味・特技: 旅、岩(クライミングのガイディング)

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