森内 将光 院長（森内歯科医院)のインタビュー

院長が歯科医師を志したきっかけをお聞かせ下さい。

父が歯科技工士だったので、小さい頃から「歯医者になれば」と言われて育ったんですね。でも、母親が病気を患っていたこともあり、医学部にも行きたかったんですよ。ただ、父親の姿を見ていたこともあったし、最後は歯学部、歯医者になる道を選びました。卒業後はオールジャンルきっちりと診ることができる一般歯科医院に勤めたんですが、プラスアルファで歯を抜いたりする外科的な部分も身につけたいと、母校の医局では口腔外科を専攻し、両方を同時進行でやっていました。

森内歯科医院についてご紹介下さい。

開業したのは平成5年の12月3日です。診療科目は一般歯科、小児歯科、ホワイトニング、口腔外科ですね。特長といっても、自分では特別なことをしている気は全くないんですよ。駅に看板かけたりとか宣伝もしていないし、最新の機器を入れているわけでもないですし。ただ、機械が治療するわけではありませんからね。歯科医師としての実績と腕、勘、そして患者さんとの信頼関係で成り立っている医院なんです。喜んで頂いているのは「夜間診療」かな。開院当初は夜20時まで診療していたんですが、土曜日に来ていらっしゃった患者さんの家族から「土曜日も仕事になっちゃって来れないんですよ」なんていう話を伺ったんですね。それで、じゃぁ平日の夜にやるかと、それ以来、平日は夜22時まで診療するようになりました。おかげで、夜間予約の方が先に埋まりますよ。土日診療の医院も増えましたが、やはり土・日は家族で過ごしたいでしょうからね。
あと、新しい人も多いんですが、開業したての頃から来てくれている人が非常に多い医院です。新しい人は口コミや、人の紹介で来てくれる方が多いですね。近くに新しい医院ができると流れる患者さんもいらっしゃいますが、「やはり森内歯科じゃないと」って戻って来てくれるんです。引き止めているわけじゃないんだけどね（笑）。それだけ信頼してもらえてるのかな？スタッフの中には10年以上働いてくれている子がいましてね、患者さん、スタッフともに長く付き合える医院だと思います。

院長が患者さんに接する際に心がけていることはなんでしょうか？

とにかく「患者さんと話がしたい」それだけですね。雑談しに来てもらえるような医院にしたいというのが私の目標なんです。うちに来ているお子さんなんて、用もないのにクリスマスにもらったプレゼントを見せに来たりとかするんですよ（笑）。こんなふうにコミュニケーションが取れるようになると、口の中にちょっとした変化が起きたときにすぐに見せに来てくれるんですね。それが結果的に早期発見に繋がりますし、信頼関係を築く上でも欠かせないものなので大切にしています。そんな関係があるからなのか、通っていたお子さんが成人になり、結婚して自分の子供を連れてきたり、結婚しても帰省した時にうちに検診に来てくれたりということもあるんですよ。孫を連れてきてくれた患者さんには「おいおい、孫かよ（笑）」なんてね。こんな会話ができるのも、世代を渡る付き合いができる地域密着の医院だからこそでしょうね。

患者さんに寄り添った医院に

先程の患者さんに合わせて22時までの診療時間に変えたという話の様に、その時代に沿って医院の体制も変えていく事が必要だと思っています。こんなコロナ過ですので、患者さん同士を待合室などで会わせないように予約時間を調整したり、出来るだけお待たせしないようにしたり、患者さんの立場になって考えています。
信頼関係を築きながら一人一人丁寧に診察し、メリット・デメリットをしっかりとご説明し、様々な選択肢をご案内して納得してもらってから治療に入るなど、患者さんに合わせて寄り添った診療を今後もしていきたいと思っています。

最後に地域の皆様にメッセージをお願い致します。

何か悩んでいることがあれば気軽に来て欲しい、相談して欲しいと思います。つい最近もお子さんの口臭を気にされたお母さんから「子供の口臭が気になるんですが診てもらえますか？」と電話を頂きましたが、このように虫歯や歯の痛みはなくても、口の中のことなら何でもいいんですよ。何か気になる部分があれば気楽に、気軽に相談して下さい。そのために敷居を低くしているんですからね。

※上記記事は2021年9月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。