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樋口 薫 院長
ヒグチ カオル
KAORU HIGUCHI |
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ひぐち小児科医院 |
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出身地:神奈川県 |
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趣味・特技:音楽鑑賞、オーディオ、スキー |
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好きな作家:司馬遼太郎、塩野七生 |
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好きな映画:喜劇 / 明日に向かって撃て、テルマエ・ロマエ |
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好きな言葉:誠 |
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好きな音楽:クラシック |
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好きな場所・観光地:東北の海と山 / 八甲田山、蔵王 |
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■この道に至るきっかけをお聞かせください。 |
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内科医だった父の影響が強かったのかと思います。私の父は福島の人ですが、私が生まれる頃にこの近くの大棚に居を移し、以来、40数年に渡って地域のお医者さんとして患者さん達に接していました。日曜日もなく、夜中に呼ばれることもしょっちゅうという感じで、私はそんな父の姿を間近で見て育ち、誰に言われることもなく物心ついた頃には医師を目指すようになっていきました。もう幼稚園の頃にはそう口に出していたようですね。
国立山形大学医学部を卒業し、以来、小児科専門医として各地の病院で小児科一線医療に携わってきました。科を選ぶ際には、まず広い意味で内科ということが頭にありました。ただ、内科はご存知の通り、呼吸器なら呼吸器科、血液なら血液内科と細分化されます。これには父の影響があったのかもしれませんが、私には臓器に関わらず患者さんの全身を診る事が出来なければ医者として充分ではないという考えがありました。それを考慮した結果、全身を診る小児科を選択したという次第です。
『ひぐち小児科医院』は1999年に開院致しました。日本全国を見ても例をない程出生数が高く、小児人口の増加が著しいここ都筑区で、少しでも皆様のお役に立っていきたいと考えています。 |
■子供を診る際、心掛けていることを教えてください。 |
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小児科は全身を診るというのがまず他の科と異なるところです。それから決定的に違うのが、将来を見据えて診ていく必要があるということです。今だけを見つめるのではなく、将来、その子に後遺症が残らないように配慮するのが小児科診療の第一歩です。
例えばインフルエンザに罹った時に、ある種の解熱剤を使うとインフルエンザ脳症を誘発することがあります。解熱剤は根本治療でなく対症療法ですが一時的な解熱を得る代わりに後遺症を生じる可能性があるのです。致命的な危険もあります。
抗菌薬の多用による耐性菌の増加、抗ヒスタミン薬(風邪薬)によるけいれんの誘発など小児科医はこどもに対するデメリットを考えた上で治療を選択しなければなりません。
喘息やアトピー性皮膚科などのアレルギー疾患は慢性疾患ですから成長を考えながら治療していく必要があります。将来の後遺症のリスクを排除しながら診療するのがこどもの病気を診る医師にとって大切なことであると思います。 |
■予防接種についてご説明ください。 |
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病院勤務時代から小児の感染症を専門に診てきたということもあり、予防接種には特に力を傾けています。予防接種は、近年になってその種類がどんどんと増え、スケジュール管理が重要になっています。
間隔の開け方や。適切な時期を考慮しながらお母さんがスケジュール管理をおこなうのはほぼ不可能なことです。当院では私自身が全ての方のスケジュールを組ませていただいています。その際は、なるべく次回のことだけをお伝えすることにしています。2回目、3回目、次の次まで伝えてしまいますと逆にお母さんは不安になってしまいますから、出来るだけわかりやすく伝えることを心掛けています。
予防接種のスケジュールについてはホームページ等を参考にしていただくか、よくわからないということであれば直接お電話いただければと思います。当院のスタッフはスペシャリストが揃っていますので、皆さんの疑問に全てお答え出来ると思っています。 |
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■子育てについてご相談されることも多いとうかがっていますが? |
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子育てというものは、毎回毎回、初心者なんです。子供は皆個性がありますから。前の子はこうだったのに、この子は違うということは当然出てきます。私たち小児科医は必然的に多くの子供さんを診てきているので、その点においてお役に立てることはあると思っています。
病気の心配は無論のこと、健康な状態とは何かということもわかっていますので、皆さんのご心配を少しでも軽減出来るようサポートをおこなっていきたいと考えています。 |
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■最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。 |
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子供の病気は大人と違う特色があります。それを考慮せずに臓器別の診療を受けると、診断上の誤り、治療上の問題が生じることがあり、将来的な問題を残す場合もあります。子供の場合はどの様な軽い症状でも、まず初めに小児科医に相談していただく事が大事だと思います。まずは小児科にご相談いただく。また、小児科は専門性に則った医療を提供するだけではなく、コーディネーターとしての役割も担っています。あらゆる子供の病気の入り口として小児科をご利用いただければと思います。
※上記記事は2014.05に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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