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浜崎眼科

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浜崎 健太 院長
インタビュー
浜崎 健太 院長 ハマサキ ケンタ
KENTA HAMAZAKI
浜崎眼科
出身地:神奈川県
趣味・特技:彫刻(塑像)
好きな本:医学関連書籍
好きな映画:蒲田行進曲
好きな言葉:最も憎むべき狂気は、ありのままの人生に折り合いを付けて、あるべき姿のために戦わぬこと(『ドン・キホーテ』から)
好きなアーティスト:ビートルズ、ジプシー・キングス
好きな場所・観光地:津和野
■この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。
高校時代には、魚の養殖をやりたいと本気で考えていたことがあります。海洋牧場というのですが、ある図鑑にイラストが載っていて、「こんなのがやれたら…」とずいぶん憧れたものです。今、近畿大学のマグロ養殖が知られるようになりましが、それに近いものですね。私の家は開業医をしており、本当に最後の最後までどちらの道に進もうかと悩んだものでした。
今、こうして実際に医師になってみて思うのは、この仕事が非常にありがたいものだということです。やはり、直接に喜んでいただける仕事というのは、そうそうないのではないでしょうか。マグロ養殖も喜んではいただけるかと思いますけども、答えが出てくるのは結構な時間が掛かりますからね(笑)。
眼科を選んだのは、白内障のレンズ交換の手術を手掛けたいという純粋な興味からでした。私の入局当時はまだ一般的ではありませんでしたが、「勝ちにいく医療」の象徴として、非常に魅力を覚えたのです。
『浜崎眼科医院』の開院は2001年のこと。実は、先代である父が開業をしたのが、この勝田町だったのです。当時私は小学校に入ったばかりの頃でしたが、この地で開業することは、私にとって故郷へ帰ることと、同義だったのでしょうね。

浜崎 健太 院長 浜崎 健太 院長

■生活習慣病とも言える病気を中心に診ておられると?
白内障の治療を「勝ちにいく医療」と申しましたが、あえて分けるとするならば、現在、主に診ている緑内障や糖尿病網膜症は、「守りに徹する医療」と言えるかもしれません。糖尿病が、「付き合っていく病気」であることはよく知られています。それに付随して起こる網膜症についても同様で、完全に治ることは叶いません。眼科で出来るのは、進行を少しでも遅らせてあげることのみ。言ってみれば、守るだけで、勝ちにいってないことは確かです。しかし、人の一生を考えた場合、「負けない」ということに非常に意味があるとも言えます。
見方を変えてみますと、「勝ちにいく医療」は、治った時点で役割を終えるとも考えられます。その点、「守る医療」は、終生闘い続けることが求められる。もちろんそれは苦しいことです。ですが、患者さんの常に傍にいる町医者にとって、そこにこそ本質があり、本領を発揮出来る分野だと私は思っています。

■緑内障の治療について教えてください。
浜崎 健太 院長40歳以上の日本人のおよそ20人に1人が緑内障になるという結果が出ています。この緑内障、そのベースにあるのは、視神経の衰えなのです。これはどなたにも起こっている現象であり、日々、視神経は数本ずつ切れているのです。その神経が半分になったところで、「視野が欠ける」ようになる。これが緑内障という疾患の中身です。年を経れば経るほど、切れた神経は増えていくわけであり、高齢化が進む日本において緑内障は今後も増え続けていくと考えられています。
緑内障のやっかいなところは、視野の欠損をご本人は自覚出来ないことにあります。普通に生活する分には反対側の目からの情報も入ってくるものですから、自覚すること自体、そもそも難しいのです。
実際の治療になると、「自覚出来ない」ということが、時に患者さんの意欲を奪うことにつながっていきます。このため、当院では山梨大学と提携し、同大学の慢性疾患診療支援システムを取り入れ、視野欠損の推移とお薬の相関関係をグラフ化したものを患者さんにご覧いただいています。目に見えることで、今の状態が正確に把握出来ますし、自分の頑張り具合というのも、グラフに表れてくることになります。治療を“見える化”することで、患者さんの意欲を高めていくのが、当院の緑内障の治療となります 。

■コンタクトレンズ検診もおこなわれているそうですね?
コンタクトレンズの誤った使用により、怪我や疾患に至る方が少なくありません。その大半は、適切なお手入れが出来ていないことに起因します。
GPC(巨大乳頭結膜炎)という病気をご存知でしょうか。これは、汚染されたレンズがまぶたの裏で何百、何千回とこすれることにより、物理刺激に加え、ある種のアレルギー反応が同時におこり、炎症を起こすものです。繰り返しになりますが、この病気はコンタクトをきれいに消毒出来てない方によく起こります。また、GPCより深刻なものとして、アカントアメーバ感染症があります。症例としては少ないのですが、重度の場合、角膜移植の選択が必要になる事があります。
コンタクトは便利であると同時に、使い方によっては危険な道具であることを認識していただくこと。使うご本人も、しっかりと自覚して上手に使いこなしていただきたいと思います。

■最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。
病院とは、痛くなったら行くもの、苦痛を開放してもらいたくて行く場所ですよね。ですが、眼科の場合、それでは間に合わないものがたくさんあるのです。緑内障はその1つです。メカニズムがすべて解明されているわけではありませんが、遺伝的要素が深く関わりのあることはわかっています。ご家族の方でどなたか緑内障に罹った方がいらしたら、まずは診せにいらしていただきたいと思います。それから、緑内障は40代以降で増えてくるとされ、確率的には、今後、ますます増えてくるものと考えられています。大事に至らないために、年齢を1つの目安として、1度は検査を受けてみていただきたいですね。

※上記記事は2014.11に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。


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