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港北どうぶつ病院

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新井 勇人 院長
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新井 勇人 院長 アライ ハヤト
HAYATO ARAI
港北どうぶつ病院
出身地:神奈川県
趣味・特技:ギター、空手
好きな本・愛読書:安部公房
好きな映画:ルパン三世 カリオストロの城
好きな言葉・座右の銘:強さの先にある優しさ
好きな音楽:ブルース、ジャズ、カントリー
好きな場所・観光地:鎌倉
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■この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。
文学青年だった私は、大学の文学部に入りました。哲学を専攻し、生命倫理、要するに「生きるとは何か」といったことを勉強していたのです。それはそれで面白かったのですが、ともすれば頭の中だけで完結していくような気がして、段々と満ち足りないものを感じるようになっていました。就職活動もおこないましたが、相手もこちらの気持ちを察するところがあったのでしょう、結果は芳しいものではありませんでした。
自分の将来を改めて見つめ直したのは、それからのことです。生きるということに直結した仕事をしたいと考えた私は、学士入学で獣医学部へと進みました。ちょうどその頃、ずっと一緒にいた愛犬が死んでしまい、それもこの進路に影響をもたらしたと思っています。
大学を卒業後、横浜市内の動物病院に勤務することになりました。勤務開始から3年が経過した頃、そちらの院長先生が中心となって設立した横浜夜間動物病院(現・DVMsどうぶつ医療センター横浜)の立ち上げに携わり、救急医療の世界に身を置くこととなったのです。
やがて、院長職を仰せつかることになったのですが、学生時代から私が求めていたものをつかんだと思えたのは、この現場に従事してからのことだったと思います。スタッフをまとめながら命を救うという行為に、純粋なやりがいを感じるようになっていたのです。
『港北どうぶつ病院』は、今年(2015年)の4月に当地(横浜市営地下鉄・センター南駅より徒歩7分)にて開院を迎えました。実は私は、空手の道場の運営に携わっています。歴史から言えば、空手歴のほうが獣医歴より長いくらいでして(笑)、慕ってくれている生徒のことも考え、両立出来る場所としてこの場所を選んだということのなのです。
港北ニュータウンは、きれいで住みやすく本当に良い街ですよね。ペットを飼われている方もたくさんいらっしゃいますし、私に出来ることで少しでもお役に立っていければと考えています。

新井 勇人 院長 新井 勇人 院長

■朝の7時に診療が始まるというのは、またずいぶんと早いですね?
夜間救急病院では夜の9時から診療が始まり、おおよそ朝の6時に診療を終えるという形になります。深夜を過ぎますと段々と患者さんが少なくなっていくのですが、明け方を迎える頃になりますと、急に患者さんが増えてきます。朝起きてペットの具合が悪いことに気づき、どこか診てくれるところはないものか、というパターンですね。その時間にかかりつけの先生のところはまだ開いてませんから、救急病院が頼りになるというわけです。
昨今、夜遅めまで開いている動物病院は少なくありません。しかし、その反対となると、非常に少ない。朝の7時を診療開始としたのは、救急医療に従事していた頃のニーズによったものです。飼い主さんが求めるのは、始まる時間だけではありません。ご意見を伺い、様々な想いに応えていくことを目標とし、飼い主さんと動物たちが気持ちよく帰っていただけるよう、心を尽くしていきたいと考えています。

■内視鏡による治療が特徴とうかがいましたが?
新井 勇人 院長夜間救急では、ネジやスプーンを飲み込んでしまい、駆け込んでくる患者さんが非常に多くありました。私が勤務していた8年間で、その数はざっと1,500件。ほぼ、毎日1件を診ていたことになります。 異物誤飲で硬い形状のものを飲み込んでしまった場合は、内視鏡によって摘出することになります。内視鏡は、とにかく数をこなさない限り上手くなるものではありませんから、その意味で貴重な経験をさせていただいたと思っていますし、それを活かしてなるべく動物たちへの負担の少ない治療を手掛けていきたいと考えているところです。
一昔前、こうしたケースでは、おなかを開き、胃を切って摘出することが一般的でした。しかしこれは、飼い主さんからすれば非常に酷なことですよね。ところが、獣医師の側にそうした認識がないことが少なくない。ともすれば、「他に方法がないだろう」と開き直る。しかし、これでは、「気軽に言ってくれるな」と飼い主さんが思われるのは当たり前のことです。
技術云々も確かに大事なことですが、これまでの経験を活かし、飼い主さんの立場に立った医療を提供していきたいと思っています。

■『港北どうぶつ病院』の診療方針を教えてください。
救急に於ける1番の特徴は、そのスピード感にあるかと思います。即決断をして、治療なり手術なりを進めていかないことには、その夜のうちに命に関わるような事態もあり得るからです。
獣医師の先生によっては、検査をなるべく避け、動物たちに負担を掛けないという方針の方もいらっしゃいます。それはそれで尊重すべきものであり、1つのスタイルなのかもしれません。しかし私としては、今出来ることを飼い主さんの了解を得ておこなうべきと考えます。1つひとつをはっきりさせていったほうが、結果として動物たちの負担を少なくすると思うのです。

説明につきましても、最大限シンプルに、わかりやすく短くお伝えすることを常としています。丁寧であろうとするあまり、話が長引き、結果として要点が伝わらないようでは本末転倒でしょう。飼い主さんが何を望んでいらっしゃるかということを感じながら、明快さとスピード感を持って結果を出していくというのが、私のスタイルということになります。

■最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。
「こんなくだらないこと、聞いても良いのかな?」ですとか、「この程度の症状で病院に行って良いのかな?」とお考えになる方が少なくないようです。遠慮される必要はありません。何か心配なことがあれば、安心してご相談いただければと思います。
私が救急に勤務していた初めの頃のことです。飼い主さんが大慌てでワンちゃんを連れていらっしゃいました。私の見立てでは、すでに落ち着いた状態と判断したものですから、「大丈夫ですよ」という対応をしたところ、飼い主さんは非常にお怒りになり、また、先輩にもこっぴどく叱られたことがあります。先輩曰く、「お前にとって救急でなくても、飼い主さんが救急といえば、それは救急なんだ」と。あの時のことは、今でも忘れることは出来ません。その精神を引き継ぎ、飼い主さんの立場に寄り添って一緒に相談をしていけるような病院にしてきたいと考えています。
救急医療に携わってきた経験を強みとして提供出来る自信はある一方で、到らない部分もまたあるかと思っています。日々研鑽し、皆様のお役に立つべく頑張っていきたいと考えておりますので、どうぞ末永くお付き合いください。

※上記記事は2015.5に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

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